チョコレート・ファイター
みなさんおはようございます、悪党です
そろそろ普段より長めのゴールデンウィークに入る方もいらっしゃるのでしょうか
コロナ禍で4/29から5/6まで休みになった方とかはどこにも行けない一週間以上の休みに暇を持て余してはいないですかな?
そんな時こそ普段みないような映画や本がオススメです
さて、今回はこの作品
「チョコレート・ファイター」です
あんまり聞いたことない方も多いのではないでしょうか
ワシも知りませんでしたw
タイの映画です
トニー・ジャーの「マッハ!!!!!!!!」を撮った監督でこの作品もバッキバキの格闘アクション映画になってます
ネタバレありますので苦手な方はお戻りを
タイでは日本のヤクザと地元のマフィアが対立していたがヤクザとマフィアの女、ジンが禁断の愛を育んでしまう
しかも日本のヤクザ役は阿部寛です、マジか
なぜ?って配役です
しかしそれをよく思わないマフィアのボスが阿部寛の命を狙います
自分の中に阿部寛との子がいることを知ったジンは愛する男、我が子の父を守るため、別れを告げて阿部寛を日本に帰らせ、子どもを出産します
マフィアのボスが井浦新に似てる
しかし生まれた娘、ゼンは障碍を持っていました
マフィアから足を洗って母になったジンはゼンを育てますが大病を患ってしまいます
ゼンは描写的には自閉症スペクトラム、サヴァン症候群を持ってるようですね
ゼンは友だちとその障碍から来る突出した反射神経で客から投げられたボールを椅子に座ったままキャッチするという大道芸で生計を立てていました
中にはボールではなくナイフを投げてくる奴もいましたが危険が分からないゼンはナイフも受け止めてしまいます
友だちは避けることも大事だとハエだ!と言ったら避ける約束をしました
成長したゼンは井上真央と松山ケンイチを足して2で割ったような子
演じてた子はこの作品のためにめっちゃ体を鍛えていたそうです
しかし大道芸のお金だけではジンの治療費までは捻出できません
ある時、マフィア時代の帳簿を見つけてジンが金を貸していたことを知り、取り立てにいくことになります
当然、拒否されますが日頃見ていた格闘アクション映画の動きを覚えていたゼンは向かってくる男たちをバッタバッタとなぎ倒してお金を回収していきます
さあシリアスなシーンは終わりを告げ、ここからは俺のステージだ!と言わんばかりに怒濤の格闘アクションが展開されていきます
ブルース・リーやトニー・ジャーなどの作品のオマージュもあり、ガイバーキックのようなアクロバティックなアクションもあって見応えありです
その動きを監視していたマフィアのボスは接触を図ってきます
ジンは事態を知り、別れた阿部寛に連絡を取ろうと手紙を書きます
しかしそれもマフィアのボスに筒抜けでタイの仲間を使ってジンたちを守ろうとした阿部寛を挑発し、誘き出します
年月を重ね、井浦新だったマフィアのボスは小室哲哉になっていました
な…何を言ってるか分から以下略
ジンはマフィアのボスに会って話をつけにいきますが当然、バトルになります
ゼンはマフィアたちをぼっこぼこにしていきますが連れ去られたジンを追ってマフィアのアジトに行きます
アジトでもマフィアたちをぼっこぼこにしていきますが用心棒があらわれます
この用心棒、ボウズにメガネにアディダスジャージと全然強そうに見えねえ
独特のリズムで攻撃してくる用心棒に苦戦するゼン
しかし持ち前のトレース能力で同じリズムを瞬時に体得し、逆転します
この苦戦→能力発動→逆転の少年マンガ的な流れは良いよディモールト ベネ
しかしダメージを負い、動けなくなるゼン
そこに日本刀を現地調達した阿部寛登場!
なぜかマフィアたちも日本刀を装備してキルビルよろしくチャンバラアクション始まります
その最中、ジンと阿部寛がボスに刺されてしまい絶命!しかしボスは死んでもなおジンにこだわり連れ去ってしまいます
死体でもええんかいw
ちなみにここまで銃弾くらい、刀で斬られていたりして血だらけですが元気です
ドウェイン・ジョンソン並みのタフさw
ゼンを銃で殺そうとするボスですが撃たれたとき友だちの「ハエだ!」の声が響き、銃弾を避けるゼン
ぼこぼこにされて逃げるボス
ここらへんは伏線回収
舞台は街中に移って無限にわくかと思われるマフィアたちをぼっこぼこにしていく様は往年のジャッキー映画を彷彿させます
殴られたり蹴られたりしたマフィアたちが看板にぶち当たりながらビルから落下していきます
ノーワイヤー・ノースタントの姿勢で撮影されていた本作ですがさすがにビルから落下はワイヤーついてたそうですw
それでも頭おかしい(褒め言葉
ボスを倒したゼンは生きていた阿部寛に引き取られ父娘で生きていくところで物語は終わります
ちなみにスタッフロールでNGシーンが流れますがセリフ間違えてみんな笑顔、みたいなのは一つたりともなく殺陣中に起こった事故、怪我の記録みたいになってますw
役者の苦悶の表情がリアリティあふれますね
誰向けだコレ
アクションシーンはとても見応えあるこの作品、興味出てきて未見の方は是非
といったところで今回はここまで