悪党ハ観テ語ル

映画、ドラマ、本など何かしら観て感じことを垂れ流す1人語り

 

みなさんこんばんは、悪党です

 

 

新年度になり、生活環境が変わりましたがなんとか生きてます

自転車で通勤とか身体がしんどいねん

 

そんな中、今回見た映画はこれ

 

鳥 [DVD]

鳥 [DVD]

  • 発売日: 2012/09/26
  • メディア: DVD
 

 

アルフレッド・ヒッチコック監督の作品ですね

ジャンルはスリラー?動物パニック?

 

毎度ネタバレ満載なんで苦手な方はお戻りを

 

 

 

ちょっとしたお騒がせセレブのメラニーは九官鳥を買うためにロサンゼルスの鳥獣店にいる時にラブバードというつがいの鳥を探す男、ミッチに声をかけられます

悪戯心で店員になりきり、話を合わせようとしますが、ミッチがメラニーの正体を知りながら話につきあっていたことを知り、憤慨しながらも本当に探していたラブバードをこっそりミッチに届けることで一泡吹かせようとミッチの素性を探り始めました

スタンリー爺ちゃんのように自身の作品にカメオ出演することでも有名なヒッチコック監督ですが今回はこの鳥獣店から出て行く客役で出演していますね

 

 

郊外にあるミッチの自宅を突き止め、見事ラブバードのプレゼントをしてミッチを驚かせたメラニーですが引き返す途中にカモメの襲撃にあい、頭部を負傷してミッチに介抱されます

お互いのことを話しながら意識していく2人

ミッチのことが気になるけど認めようとはしないメラニー……ツンデレやん

え!?ワシが生まれる10年前からヒッチコック監督ツンデレ撮ってたん?すげぇ!

 

 

自分の気持ちを整理できないまま、ミッチの自宅を探っている中で知り合った教師のアニーの家に泊めてもらえることになったメラニーですが会話をしていく中でアニーがミッチの元カノでミッチの母親、リディアと折り合いが悪く分かれたがミッチへの思いは捨て切れていないなどを知ることになります

そして会話中に玄関で不審な音が鳴ったので見に行くとドアに衝突して死んでいるカモメがいたのでした

恋のライバル登場!?とかストーリーは完全にラブロマンスですやんw

カモメいなかったらスリラー映画とは思えませんな

 

 

ミッチの妹、キャシーの誕生パーティに招待されたメラニーですが突然、無数のカモメたちが参加していた子どもたちを襲い始めます

これを境にスズメ、カラスたちが集まり始めて家の中に侵入したり、ついには目をくり抜かれて殺されてしまう人まで出ますが警官や街の住人は鳥の仕業とは考えられず動いてくれません

キャシーが気になり、学校へ迎えにいくメラニーでしたが校庭のジャングルジムに降り立つおびただしいカラスの群れに危機感を感じ、授業中のアニーに話をして子どもたちを避難させようとしますが途中に襲撃されて車の中に閉じ込められますがしばらくすると鳥たちは襲うのをやめて姿を消すのでした

さて、ここから正体不明な鳥の襲撃が増えてきます

襲撃される中で鳥たちが一定時間人間たちを襲った後に姿を消して、またしばらくたったら集団で襲ってくるということが劇中で分かりますがなぜそうなのか、という部分には触れられていません

というかなぜ鳥たちが人間を襲うのか、という大前提の謎にも触れられていないのです

ミッチも劇中で僕にもわからないよ、と言うのですがそれがそのまま作品のアンサーになっていて視聴者を不安でモヤモヤした視聴後感を持たせることになっていますね

 

 

子どもたちが襲われたことで街のダイナーで大人たちがあーだこーだ言い争いをしているとまたしても鳥たちの襲来がやってきて、給油中の男性を襲い、漏れたガソリンが引火して街は火事になりさながら世界の終わりのような様相を呈してきます

郊外の田舎町での異常事態、見慣れない余所者のメラニーが来たことでこんなことになったんだとメラニーに詰め寄る女性にいたく心を傷つけられたメラニーはミッチの家に行きます

ちなみにワシが一番怖かったのはメラニーに詰め寄るご婦人の目つき

マジヤベェ目つきで一番怖いのは人間だと再確認

劇中ではメラニーのビンタで収まってましたけどw

 

 

アニーもキャシーを逃そうとして鳥に殺されていました

キャシーも合流し、ミッチの家に籠城するメラニーたちですが夜中に不穏な音を聞き、メラニーが屋根裏部屋を見にいくとそこには屋根に穴を空けて入ってきた無数の鳥たちがいたのです

鳥たちに襲わられて倒れるメラニーですがすんでのところでミッチに助けられます

しかし重傷を負っているメラニー、しかも鳥たちに襲われたショックで心にも傷を負っていました

車で逃げて病院へ行くことを決意するミッチ

周囲を鳥たちに囲まれる中、車のラジオからは鳥たちの襲撃が全国的に広がっていることが流れていました

ミッチたちが静かに車で走り出すところで物語は終わります

 

 

メディチックな始まりからラブロマンスを経てからの不気味なスリラー的展開

動物パニック物がこれ以降、雨後の筍のように出されたことからこの作品の影響力が伺えます

あと鳥の声とか車の排気音など効果音はありますがBGMがないんですよね、この映画

それでも物語が成立するのはヒッチコック監督の手腕の賜物だと思います

 

あとこの作品の女性はよくタバコを吸います

なんなら男性より吸います

そういう時代だったのか?そこらへんの時代考証も楽しそうですね

 

映画版とはストーリーが違うみたいなので興味が出てきた方はこちらもどうぞ

 

 

といったところで今回はここまで